世界で一番近くて遠い366
家にまつわる366題。
お題配布元:にこごり様
地球は丸く、わたしは巡る
目次
行こう行こうと囃す1月
01 生まれ変わったふりで目覚める
02 ちょっと長いね17年後
03 非力ゆえ切り刻みます
04 人間には不向きな食べ物
05 忘れてもいいことばかり覚えてる
06 どこかに致命的な誤解があるよね?
07 浴室は箱庭
08 愛おしき残像
09 おぼえていてくれたの、
10 南中したら起こしてね
11 おくすりではございませんので
12 かみさま、かみさま、まだそこに御坐すか
13 体の中に吹き荒れる外界
14 爪か髪か首か
15 大好物じゃないはずなのに
16 見知らぬ種が落ちている
17 下草はすべて蕺草
18 家出には適さない時間帯
19 枯れた喉にも呼べる名で
20 それほどの咎があなたにあったか
21 遠浅のねむりにて
22 アリスのおそるべきフレキシビリティ
23 洗濯ばさみじゃ荷が重い
24 手袋越しの移り香
25 缶詰部分は桃が優勝
26 魔法はないけど手札はいくつか
27 君の死ならば受け入れられたのに
28 「う」から始めてはいけない
29 決して焦るな躊躇うな
30 不愉快たちのお茶会
31 えいえんのいのち引換券
にやりにやりと逃げるは2月
01 この惑星は5号サイズです
02 規則正しく朝寝坊
03 花として散る、鳥として落つ
04 なにをしてもいい、僕の死角でならば
05 地獄の縁をふらりお散歩
06 すべてのふわふわでなでなでしたい
07 涙なくして刻めるものか
08 鸚鵡返しの功罪
09 凍える指先で挑め
10 サヨナラさよなら左様なら
11 肉を焼いてみたの
12 毎度おまえを択んでしまう
13 ちぎってふやそう
14 しょぼしょぼ降る雨
15 夢の中なら眠くない
16 落花蒐集家との密約
17 これ以上ほのおはいらない
18 ピンチもチャンスも私がつくる
19 ヒトの暮らしをはじめよう
20 ぼくたち双子のあまのじゃく
21 予想以上に蠢く春よ
22 ぼくだって喉くらい鳴らせる
23 皆それぞれにやさしきお膳
24 砂糖の溶け残りみたく扱わないでください
25 たまごのなかで何しているの
26 ありえない色の家
27 お散歩ルート変更のお知らせ
28 慕わしき亡霊
29 カワとタネの交換
さよならさんかく探す3月
01 チャームポイントはX線で
02 枯れ百合並びたつディストピア
03 水底の泥
04 シロクマどもを塗り潰せ
05 目覚めたきりの大怪獣
06 関係者以外殺害禁止
07 脊椎生えたね
08 黄色いレンガが無くたって
09 謝意を眉間の皺で示すな
10 他人のふりしてグラニュー糖
11 キララ、涙の溶け残り
12 ひとりで箱をひらけない
13 ねむたいままろうどう
14 歯ブラシたちのひそひそ話
15 逆算するのはやめてほしい
16 有事でなければ愛せない
17 ハッピーバースデイ、誰かさん
18 出涸らしてからが勝負
19 そんな顔して怖がらないで
20 お役御免の鱗たち
21 世界一応援できない恋路
22 ぽぽんぽぽんぽ
23 翼ひろげてトコトコ歩く
24 割り算と肩こり
25 大事な大事な目玉焼き
26 目に入れたら痛いよ
27 目に入れたのが痛いよ
28 血も涙もこの傷を癒せない
29 受肉した臆病
30 鳥たちは花を斬首
31 多弁の蕊をそっと摘んで
酔生夢死としゃれこむ4月
01 霊長類は嘘をつく
02 嘘をつかずに騙すすべ
03 締め出された豆類
04 消化のいい悪夢
05 からだじゅうを蝶々結び
06 カメラには写らない花びら
07 どうしたって溶け残る
08 シフォンケーキの穴に住みたい
09 お花畑で永遠にブランコ
10 近日公開金曜日
11 お揃いの旅行鞄で逃避行
12 誰も死なない物語
13 昼寝で見るはずだった夢
14 まさか正夢
15 干からびたスミレを辿る
16 お風呂でアイスを食べる御身分
17 どこから来たのかたつむり
18 代々伝わる色鉛筆(24色)
19 ひと枝分の名残の春よ
20 嘘つきのための真実(顆粒タイプ)
21 振り向いても振り向かなくても誰かいる
22 ほどいたら拗れてしまった
23 世界中の本棚を憎む
24 福神漬にはカレーしかいないのに
25 最終通告フロムインサイド
26 いちごは煮えてもおいしいね
27 そのうち痛みになる予定
28 左右の温度差
29 猫を飼っていないので驚いた
30 五臓六腑がねむたがる
急げ急げと息衝く5月
01 もう怖い小手毬
02 リンスの身の置きどころ
03 僕のふりしてくれていいから
04 質量保存しろよの法則
05 こども(に見えるものたち)の日
06 気怠げな植物たち
07 蕾にしてこの甘さ
08 高らかに鳴れ花鋏
09 はんぶんはんぶんおめでとう
10 だいすきでだいきらいでどうしようもない
11 悪夢も夢なら叶えよう
12 もしかして願掛けしてたの?
13 食べもしない葉に棲まう青虫
14 何がなんでもホットミルクを
15 ひきにくぢごく
16 乾燥いちごの怪
17 目が目が目が目が
18 この際ラクトアイスも可
19 蝶さえ花さえこの手を躱す
20 サメ殴りセンターからの大切なお知らせ
21 口に運んではいけない
22 蜂蜜でも誤魔化せない辛さ
23 時間に精確な絶望
24 どこからきたのか瞋恚のにおい
25 手紙だとおもったんです
26 バターは溶けていなければ
27 人知れず流れた卵黄
28 ねこほどではありませんが
29 カタログぢごく
30 慣れた仕草でサインを2回
31 世界同時多発ジャンクフード
ろくでなしにも雨降る6月
01 窓のなかには雨が降る
02 雲を突き抜け私を灼くのだ
03 いっそ雨なら唄えるものを
04 夜霧に限りニルギリを
05 どこか怪しい薄曇り
06 監禁事件の主犯は低気圧です
07 よく晴れて、なにも見えない
08 するりと懐くそよ風の群れ
09 うなじを貫く太陽の針
10 雨の匂いがする香水
11 だれを縫い止めたいの、入梅
12 お部屋で育てる雲の種(初回限定価格)
13 傘を開いてあなたを招く
14 雲が大陸ではなかったために
15 せっかくの晴れ間が台無し
16 北部限定みどりのそよかぜ
17 日差しは花の色を知らない
18 雨と風と翅
19 雨音が骨まで奏でる
20 夕日でだって日光浴
21 通りすがりのサンイーター
22 いっそ雷でも落ちていれば
23 たのしいたのしいぬかるみぢごく
24 脳のどこかに潜む嵐よ
25 雲は緩衝に向かない
26 誰だ雲の向こうで湯切りしてるのは
27 虹の話はもういいから
28 晴れでも曇りでも雨でも雪でもない
29 煙は白いが雲にはなれない
30 暗雲を一つに纏める
敵も味方も君だ7月
01 百点満点の曇り空
02 あおぞら、そよかぜ、あなたの弾幕
03 雨冠にねむる
04 私の雨傘は赤い
05 雨眠するものたち
06 雨を夢見る流星群
07 ここには雨など降らない、実は
08 傘では防げない寒さ
09 霧雨:きのこの協力者
10 花の盛りは雨を待たない
11 針にも糸にもならない雨が
12 腫れぼったい雲
13 風が吹いたら歌おう
14 雨冠に項垂れる
15 いつしか終わっていた六月
16 ふわふわの羽で覆ってね
17 頭を冷やしてアイスクリーム
18 猫の不在/蜂の巣作り
19 消せるインクで書いてよかった
20 消えた睫毛の謎
21 欲しいものひとつも売ってない
22 アイスクリームの数えかた
23 泥からうまれたの私きっと
24 ランダムに眠っちゃうの刑
25 マルセイユの二又コート
26 プリン3つと雨宿り
27 石を洗う。汚れた水。
28 じょうずにできてごめんなさい
29 芳しく美しくべたつく
30 お別れはうすべにいろ
31 疵ひとつなく煙は昇る
どこもかしこもだめな8月
01 デザートとおやつのあいだ
02 ねむれねむれと蝉時雨
03 自動販売機の悲喜劇
04 クロゼット・ダンジョン
05 弔うために砕くのだ
06 それはいつも夏だった
07 いつの間にやら食事の様相
08 虚無と知らずに与えてた
09 この木にいるのはわかってる
10 空にも温度があるらしい
11 痒いところを胸にしまって
12 カレーにすれば片付くよ
13 なにがなんでも四角形
14 どんな気持ちで鳴らしたの
15 みなおなじ、まぶたとじうなだれる
16 肉ならば焼け、魚ならば煮ろ
17 宵越しのシュークリーム
18 よく眠れるがあちこち痛い
19 右の手でハンドルをまわす
20 黒衣とは影のこと
21 百貨店の床にはくらげ
22 庭には大きなしろい貝殻
23 善因善果信仰
24 深海は宇宙じゃないよ(似てるけど)
25 肉、骨を抜き、テイクアウトで
26 スイカだっていうから飲んだのに
27 明日に怯えるすべてのこぐまたちへ
28 お布団の塩漬け(リゾチーム配合)
29 こころのなかでうたってて
30 玄関先で寝てる
31 ほんとうのボーダーライン
苦し紛れに食い合う9月
01 心にもないねがいごと
02 趣味は消しゴムをきれいにすることです
03 きみには下味がついてる
04 何をするにも目が目が目が
05 なんでも枕な午後3時
06 人は前頭葉のみにて生くるにあらず
07 ぬけがら回収業者
08 考えない・具体化しない・行わない
09 一口サイズに咲くように
10 ドライアイの泣き虫
11 「約束の地」の消印が滲む
12 どう考えても蜜蜂
13 魚は泣かない、人魚ははたして
14 きみにだけピントが合わない
15 明日は我が身と震えるばかり
16 眠たい発眠り行き最終便
17 祈れよ折れたままでいいから
18 マッコウクジラみたいにねむる
19 いつからいつまでが朝ですか
20 ほどけたらねこじゃなくなる
21 3分も我慢できない
22 今年もまた、鳳蝶として帰り来る
23 ありがとうと愛してるのメレンゲ
24 べたべたしない床を探しに
25 サメでも飛んでいそうな天気
26 サイズの話じゃなかったの?
27 スズメのなる木に気をつけて
28 天高くとも憂いは晴れず
29 あなたの蛹を見たことがない
30 盆の窪から地獄へ垂れる蜘蛛の糸
呪詛は重々承知の10月
01 泡より儚いことばたち
02 ほんとうの血の赤いいろ
03 ありとあらゆる賞味期限が迫っている
04 寝具愛好家のみなさまへ
05 沁みてはじめて傷だとわかる
06 考えたくもない台所
07 カムパネルラはたったひとりで
08 脅しが効くなら早く言ってよ
09 完全日時予約制の睦言
10 大人はこうして大人になるのさ
11 細切れの悲劇をまた明日
12 万全でない運命ばかり
13 おばけは右手の小指から来る
14 幾万のたすけてを噛み砕く
15 どこかしらで囀る鳥たち
16 地に足ついたおばけ
17 注文の多い炊飯器
18 なまえのあるねむり
19 全てを仮眠と呼べばいい
20 愛しきれない指の端
21 磨くことは削ること
22 祈りに逃げる夜がある
23 躊躇うくらいなら呪うな
24 迷ったら特別なほう
25 敷き詰めてあたためて嵩を減らして
26 満腹と満足の間の越えられない壁
27 多因多果
28 奇夢のミルフィーユ
29 突然のもういやだ
30 返り血はチョコレートの匂い
31 ありのままの化け物たち
割れた鏡に棲む11月
01 もう少しで双子になれたのに
02 いい鬼と悪い鬼とひとでなし
03 北風に乗ってするりと侵入
04 正義の味方・チョコレートイーター
05 点Pは動きません
06 頭から生えてるのヘビかもしれない
07 背が伸びない理由を聞かせてあげる
08 おめでとうとありがとうの波状攻撃
09 ぜんぶ踏みたくて遅くなる
10 私の愛刀には花の名がついてる
11 ポッキーもプリッツも引っ込んでろ
12 迫り来る赤い糸
13 フルコーラスうろ覚え
14 天国から地獄へは程度の問題
15 ダンスホールで千鳥足
16 烏は一瞥もしない
17 進めど戻れど逃げど休めど
18 半分こおばけ
19 染まり切って溢れる火
20 心当たりのない償い
21 面白かった?病
22 箱に箱をしまう
23 誰も着ていないブラウスのはなし
24 ほぐしてもほぐしても綿が偏る
25 早くあなたを懐かしみたい
26 ラクトアイスに謝れ
27 紙袋至上主義
28 助手だったことなんて一度もない
29 コミックエッセイみたいな日
30 燃やせるごみをたくさん作ろう
そして眠りにつく12月
01 鳥頭たちの夕べ
02 痛いとわかっていることをする
03 瘡蓋剥がして奥の奥まで
04 あの店で丼ものを買ってはいけない
05 ここには嵐を閉じ込めてある
06 曇りっぱなしの眼
07 山茶花に棲む
08 全能足りえぬ眠り姫
09 一息ごと新たに曇る
10 私の呼びかけに応えない私
11 架空でも本物
12 こっちが本物
13 金曜日でもないのに
14 洗濯機までの遥かなる旅
15 薄れても消えない
16 蛹になれないわたしたち
17 自分の体なのに名前がわからない
18 まだ少しだけ信じているよ
19 お前には冬眠の才能がある
20 鈍でも替えがないので
21 たましいを1ダース
22 どれも似たような絶望
23 息をしてすら漣がたつ
24 なにかの前日になどしないで
25 捕獲作戦またも失敗
26 すこしパワーがある世界
27 浴室で歌ってもいい歌
28 鞘がないので
29 柔らかい布活躍譚
30 厳正なる半分こ
31 二度と目覚めぬつもりで眠る